カテゴリー:日常 「スイマーの皆さん、練習用には競パンを穿きましょう」キャンペーンな記事、今回で最後です。
中国speedoにも過去記事どおりで、ハーフスパッツかショートスパッツか、あるいは競パンという選択肢しかなく、日本でみんなが穿いているボックス水着が、基本的には存在しないようです。
中国でも、スパッツが練習用として気に入らない人は、脇広だけど競パンにしろ、ということで、中途半端とも思えるボックスのような水着は、やっぱり存在しないらしいです。
脇広競パンはショートスパッツと競パンのメニュー両方から見られる中国speedoのwebサイトは、競パンを示す「三角泳裤」と、ショートスパッツを表す「平角泳裤」の両方のメニューから、同じボックスに似た水着が表示されるつくりになっている。モデルが穿いている写真をみると、ボックスかと思ってしまうけど、実は違う。
どういうわけか水着の裏側の写真が掲載されていて、股ぐりの部分のつくりは、競パンのそれとわかる。股ぐりの部分がアーチ状になっているので、脇幅はうんと広くても、競パンと呼びたい。
モデルは、股の部分をぐんと下に下げた状態で穿いているのだろうか。アンダーヘアーが見えてしまいそうになったなんてことがあり、撮影現場で緊急事態だ、てことで調整したなんてことがあったのかな。
右側にオレンジ色の点線でトレースして、股ぐりを強調してみた。

ふつうの極小ボックスは、このようにアーチ状のカットにはなっていない。股下ゼロの極小ボックスを同じように示すと、股ぐりの部分は直線的になっていることがわかると思う。
中国人はボックスは中途半端とみるのか
中国speedoでは、いまのところハーフスパッツ25品種、ショートスパッツ(前記ボックス似2含む)25品種、競パン8品種で、練習用はショートスパッツ優勢かな、という想像ができる。
レースにはハーフスパッツ、練習にはショートスパッツか競パンという選択肢で、ボックスのような水着がないわけだから、やっぱりボックスは日本にローカライズされた商品で、中途半端という印象はぬぐえないな。
あまり露出したくない人はショートスパッツ、でも機能として練習用には足を動かしやすい競パンのような水着がいいだろう。そこで脇はうんと広く、でも股ぐりの部分はアーチ状にして、股関節に合わせた競パン型スクール水着のような商品を用意しておくということで、わかりやすい。
日本のボックス、ぎりぎりまで小さくしたのに、股ぐりは絶対水平という決意は不合理だ。どこからくるのだろう、その欲求。
中国に戻って、欧米人のようにアンダーヘアーを手入れする習慣が多分ないだろうから、今後どうなるか、ちょっと興味がある。彼らだと、競パン方向に走るなら、はみ出してもあまり気にしないで穿く、という方向にいくような気がする。
欧米だとアンダーヘアーを逆三角形に手入れする習慣があるから、脇が広いのなら、競パンを受け容れやすい下地がありそうだけどね。