カテゴリー:まじめな知識
「ヤフオクの競パン」シリーズの形式で、ナイロンに群がる人々を考える序章としたいと思います。このような脇広のブーメランパンツが5,250円もの値で落札されていきました。
ヤフオクを見ていると、ナイロンと銘打つ下半身もの(スクール水着・競泳水着のブーメランパンツ、短パン)には多くの人が群がり、高値がつくことが多いみたいだ。そんな様子をみて管理人は、ナイロンが主流だった時代の下半身ものが欲しいのか、そもそもポリエステルでもかまわないのにナイロンはいいと誤解しているかの、どちらかだろうと思っている
加えて、最近は明らかにテロテロに画像を加工したとみられる出品や、スマホ内蔵カメラの画像補正機能が効いているとみられる出品が目につく。管理人はスマホ嫌いのパソコンユーザーなので、パソコンで加工する場合の例も、参考までに示そう。
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実物よりテロテロのような脇が広くて、なかなか落札されないようなブーメランな競泳水着?に、かなりの入札が入っている。最終的に6人が入札、5,250円となりました。
全体写真、現物よりもテロテロ感があるように思うのですが、どうでしょう。クローズアップを見ると、ごくふつうの化学繊維のブーメランパンツな表面なので、よく知らない人で、テロテロ好きは全体写真で引き寄せられてしまいそうだ。
画像加工ソフトでの加工例管理人は画像加工ソフトとしては、前にも紹介したとおりAdobeのPhotohsop CS6を使っている。「フォトショ」とか「PS」で通じる、プロ・アマを問わずもっとも普及しているソフトだ。
まずはオクのページからコピーしたオリジナル。ごく普通の生地だとわかる。
ただし、右下のボケ味はいかにも不自然に写る。スマホみたいなので採るとこうなったりするのだろうか。
いつまでたってもソフトの使用法が上達しない管理人でも思いつくテロテロ加工方法はこうだ。
画像全体をコピーして、「輪郭以外をぼかす」フィルターでテロテロ画像をつくる。そして元の画像の上に重ね、「不透明度」を調整して、不自然さがないテロテロ感の画像にする。
試しに加工してみたのがこれ。

管理人的には、不自然さを出さず、魅力的なテロテロ感に見えるようになったんじゃないかな、なんて思うけど、どうでしょうか。
ちなみに、フォトショ上で不透明度を調整している様子はこんな感じです。上が思いっきりテロテロに加工した画像で、下が何も加工していない画像。不透明度(混ぜ具合と考えてもらっても大きくは違いません)は赤→のスライダーによるか値を入力して設定します。
管理人もかつて、「違うじゃねーかよ」なんてだまされた気分になったことがある。競パンではそう簡単に引っかからないけど、短パンで。
この程度の加工は、慣れると簡単にできるので、このブーメランだって2,000円が5,000円になると思えば、画像加工に手を出す人はいるだろうというのが管理人の読み。
ナイロンである必然性はあるのか?ほとんどのブーメランパンツほか競泳水着は、いまはポリエステルである。そんな時代にナイロンを大枚はたいて買う必要はあるのか。ナイロンなブーメランを資料的に新品で持っているので、水に濡らして穿いてみる実験も交えて、近いうちに紹介したいと思います。
水道水で実験すると、混紡されているポリウレタンが塩素に侵され、せっかくの資料がダメになることが確実なので、塩素を含まない純水を用意して実験します。
ちなみに乾いた状態での手触りや穿き心地は、ふつうのポリエステルのブーメランパンツと変わりません。なぜ水に濡らしてみるかというと、ナイロンは吸湿性が高い性質があるから、もしかするとそこに違いが出るかなと思ったからです。
判定出品者は、女物のフェチ関係商品を中心に扱っている様子。特に問題はないかと。多くの商品で画像が加工臭かったら、イヤだけどね。価格が高いと言っても、これが市場価格というものだ。
フェチ度 ★★★★★
悪質度 ☆☆☆☆☆
*1 フェチ度、悪質度は商品及び出品者についての判断です。
*2 このブログ原稿・素材含む、大切データを守るため遠隔バックアップが成功したと思ったら、思わぬ部分に障害が出てずいぶん時間をとられ、記事の更新はしばらくお休みしていました。